以下のWindowsクライアント・サーバー環境にて起きた”低速リンクで接続”現象の
対応策、その他をまとめました。
低速リンクで接続することによって、フォルダリダイレクトが行われない現象が
起きました。
--サーバー
Windows2003 SP2
--クライアント
Windows7 Professional 64bit
AD(Active Directory)環境下
--低速回線かどうかの判断基準
クライアントPCの起動時に、DNSを参照するなどして決定されたGPO配布元の
DCに対してICMPパケットを送出し、その平均応答時間を計測するそうです。
ディフォルト値では、帯域が500kbps以下の場合に低速回線であると判断されます。
--低速回線検出時の行われない処理
・セキュリティの設定:ON(OFFにできません)
・管理用テンプレート:ON(OFFにできません)
・ソフトウェアインストール:OFF
・スクリプト:OFF
・フォルダリダイレクト:OFF
・Internet Explorer のメンテナンス:OFF
--低速回線検出機能を無効にする方法
1.Admin権限にてグループポリシーエディタを起動する。
ファイル名を指定して実行(Win + R) gpedit.msc
2.[ユーザーの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] -
[グループポリシー] - ”グループポリシーの低速リンクの検出”
を”無効”設定に変更する
--低速リンクで接続されているかの確認コマンド
コマンドプロンプト(Win + R)cmdを起動して、
> gpresult /r
> gpresult /r | find "低速リンクで接続"
↑ フィルタリング付き
コマンド結果の「低速リンクで接続」の値が”はい” もしくは ”いいえ”
余談
systeminfo32 コマンドと gpresult /z コマンドで、結構なPC情報を
入手可能ですね。PC保守用に覚えておくとよいコマンドですね。
過去記事
--Windows共有フォルダのオフラインキャッシュ(CSC)の削除方法
--ユーザープロファイル 再構築
--Windows7 WindowsUpdate できない
参考ページ
http://www.monyo.com/technical/windows/39.html
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