分けあって、「IEのバージョンXX固定」でないと開けないイントラネット
サイトがある場合、Windows標準搭載Webブラウザ”IE”のバージョンの
自動インストールをブロック(停止)したいです。
今更ながら、IEを9から10に自動インストールされないよう、ブロックする
手順をまとめます。
--環境
OS: Windows7 professional SP1 64bit 日本語
IEバージョン: 9 (Windows7 標準は8)
--IE10の自動インストールを無効にする手順
1.MSが提供している”自動配布の無効化ツールキット”をDLする。
--Download Internet Explorer 10 自動配布の無効化ツールキット
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=36512
2.DLした「IE10_BlockerToolkit.EXE」を実行すると、任意のフォルダに
以下3ファイルが展開される。
・IE10_Blocker.cmd: コマンドライン
・IE10_Blocker.adm: グループ・ポリシーでIE10の自動インストールを無効化/有効化するためのテンプレート・ファイル
・IE10_BlockerHelp.htm: このツールのヘルプ
2-1 IE10_Blocker.cmdを使う方法
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、IE10_Blocker.cmdの保存されている
フォルダに移動し、
> IE10_Blocker.cmd コンピュータ名 /B
コンピュータ名を指定しない場合、ローカル・コンピュータの自動インストールが
”無効”になります。
逆に”有効”にするには、
> IE10_Blocker.cmd コンピュータ名 /U
2-2 グループ・ポリシーを使う IE10_Blocker.adm
IE10_Blocker.admをグループ・ポリシー管理エディタに取り込み、
設定値を”有効”にする。
・レジストリを変更する手順
自動配布の無効化ツールキットをDLすることなく、自動インストールを無効に
することが可能です。*自己責任にて行ってください。
管理者権限でレジストリエディタ(regedit)を起動し、
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Setup\10.0
値の名前:DoNotAllowIE10
型:REG_DWORD
値の内容:1 IE10の自動インストールを無効にする
2 IE10の自動インストールを有効化する
また、今回の手順では、以下の方法によるアップグレードは無効化できない
そうです。
・WSUS、System Center、SMS(System Management Server)などの
管理ツールによるインストール
・IE10のオフライン・インストーラによる手動インストール
・サードパーティ製パッチ管理ツールによるインストール
過去記事
--.lnk 関連付け
--ユーザープロファイル 再構築
--Windows共有フォルダのオフラインキャッシュ(CSC)の削除方法
--Windows7 WindowsUpdate できない
参考ページ
--Windows TIPS:Internet Explorer 11の自動インストールをブロックする
--Windows TIPS:Internet Explorer 10の自動インストールをブロックする
--Internet Explorer 9の自動インストールをブロックする
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