Proxy自動設定 pacファイル
最近はブロードバンド化が進み、インターネットを閲覧するために
Proxy設定をするのはだいぶ減ってきたかもしれません。
しかしながら、企業においては一元管理、アクセス先の制御などを
行うためにProxyは大多数使用されているのではないでしょうか。
ProxyServerが変更される度に、もしくはProxyServerの障害の度に
ブラウザのProxy設定を変更するのは大変です。
そこで、Japascriptにて書かれたpacファイルを作成し、各ブラウザより
参照するよう設定しておくことによって、煩わしさから解放です。
以下、pacファイルの作成例です。
--全てのアクセスをプロキシ経由にする場合
function FindProxyForURL(url,host)
{ if (isPlainHostName(host) ||
isInNet(host,"127.0.0.1","255.255.255.255"))
return "DIRECT";
else
return "PROXY ProxyServer01:8080; DIRECT";
}
※以後、8080はProxyServerのポート番号。squidの
ディフォルト設定ポートは3128
--192.168.10.0/24ネットワーク内のサーバには直接アクセスし、
その他はプロキシサーバを利用する場合
function FindProxyForURL(url,host)
{ if (isPlainHostName(host)||
isInNet(host,"192.168.10.0","255.255.255.0"))
return "DIRECT";
else
return "PROXY ProxyServer01:8080; DIRECT";
}
※192.168.10.0/24というホストに対しては直接アクセスし、
それ以外のホストの場合はProxyServer01というProxyサーバを
経由せよという意味
--プロキシサーバを複数指定し、冗長化する場合
function FindProxyForURL(url,host)
{ if (isPlainHostName(host) ||
isInNet(host,"192.168.10.0","255.255.255.0"))
return "DIRECT";
else
return "PROXY ProxyServer01:8080; ProxyServer02:8080; DIRECT";
}
※192.168.10.0/24というホストに対しては直接アクセスし、
それ以外のホストの場合はProxyServer01というProxyサーバを
経由せよという意味。なお、ProxyServer01が障害などで落ちていた場合、
ProxyServer02を経由する。
pacファイル指定方法
・IE9の場合
IE9を起動して、[ツール] - [インターネットオプション] - [接続]タブ
[LANの設定]
”自動構成スクリプトを使用する”にチェックを入れて、
アドレス欄にpacファイルを指定する。
・Firefoxの場合
Firefoxを起動し、[オプション] - [詳細] - [ネットワーク]タブ - [接続設定]
”自動プロキシ設定スクリプト”にチェック及びpacファイルを指定する。
・Chromeの場合
IEのProxy設定を参照するようです。
過去記事
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